友人に気づかされた「家庭をもつ幸せ」について
最近、学生時代の友人と久々に会ってきました。
私と同い年で独身の彼女は、とても美人で仕事もできるタイプです。
結婚してから疎遠になっていたけれど、久しぶりに連絡があって嬉しかったですね。
それで、仕事の帰りに飲みに出かけたんですけど、話が弾んで楽しかったです。
ただ、独身と既婚者では何かと意見がずれるというか・・。
思い出話は楽しいけれど、お互いの近況報告となると、彼女の焦りが気になりました。
「結婚生活って楽しい？」「旦那さんとうまくやってるの？」と質問攻めだったのです。
結婚願望が強すぎて彼氏に振られたと言っていたし、色々と悩みが多いみたいでした。
お酒が入ると愚痴っぽくなってきたので、そろそろ帰りたいなと感じていた私。
でも、ある一言がきっかけでプラス2時間お喋りすることになったのです。
それは、私が夫の収入に関してぼやいた時、彼女が「結婚しているだけで幸せじゃない？」と返事したことでした。
同世代で独身の友人と話すと、必ずみんな同じことを言うんですよね。
「結婚しているんだから贅沢言うな」とか「安定した生活を手放せるの？」などです。
その日は、仕事で嫌なことがあったので、私自身、少し苛立っていたのかもしれません。
ホンマでっかで科学的に説明！独身が勝ち組？結婚って本当に幸せなの？ | Momo-topi
「結婚しているからこそ悩むんだよ」と言い返してしまい、お互いに険悪ムードになってしまいました。
しばらくして彼女が、「いくら仕事をしても家族がいないと遣り甲斐を感じない」と切実に語り始めました。
それを聞いているうちに、帰ったら待っていてくれる夫がいる幸せを、改めて痛感したのです。
収入が少なくても、天邪鬼で扱いづらくても、夫という家族がいるのは幸せなのです。
近頃の私はストレス発散できる場所がなくて、いつもイライラしていましたから、貴重な気づきを得られたと思いました。
久々に会った友人との会話は、楽しいだけではなく、もっと大切な何かを教えてくれた気がしました。
その後、遅くに帰ったけれど起きて待っていてくれた夫の顔を見て、何だか涙がこぼれてしまったのです。
理由を聞かれたけれど、何も言わずにそのままお風呂に入り、気持ちを整理しました。
人はいつも不満を抱えているもので、全てを満足させることはできないのが現実です。
それでも、今の環境にできるだけ幸せを見つけて頑張るしかないと思いました。
ちょっと真剣な話になりましたが、これからも前向きに生きていこうと感じたエピソードです。
